「林業で使うヘルメットって何がいいんだろう?」
ヘルメットと一言にまとめても、様々な種類があり、用途にあったヘルメットを使う必要があります。
そこで、ここでは林業従事者がチェーンソーを扱って行う伐採の作業を想定して、林業を営む私たち夫婦が「林業をやるならおすすめのヘルメット」をご紹介していきます!
参考になればうれしいです!
Contents
用途にあったヘルメット選びの重要性
今回、林業の作業用として紹介するヘルメットは「保護帽」という位置付けをされており、労働安全衛生規則や厚生労働省告示によって、規格等が定められています。
保護帽の中でも、飛来物や落下物による危険から頭部を保護するための「飛来・落下物用」と墜落などによる頭部の損傷を軽減するための「墜落時保護用」などがあり、林業従事者である場合は前者を選ぶといいでしょう。
それぞれ用途にあったようにヘルメットは作られているので、「家にあるものをせっかくだから使いまわそう」などはNG!
また林業用として販売されているヘルメットには、チェーンソーの騒音から耳を守ってくれる「イヤーマフ」や飛来物から顔を守ってくれる「バイザー/フェイスガード」が付いているものが一般的。
これらを使うのを嫌がる林業者もいますが、どちらも将来的に考えても身体にとって必要なものになるので、安全と健康を確保するためにも、イヤーマフとバイザー付きのものがオススメです。
上から枝が落ちてきたり、キックバックが生じた時など万が一のことに備えてのヘルメット。いざという時に性能発揮できるものを!
おすすめの林業用ヘルメット
安心なのは、チェーンソーメーカーが出しているヘルメット。
私たち夫婦もそれぞれ林業道具メーカーが出している、自分たちが信頼できると思うメーカーのヘルメットを愛用しています。
時々チェーンソーを使う人向け「ハスクバーナ ファンクショナル」
さらに、この上位モデルの「テクニカル」。これもAmazonなら2023.1.31現在は、1万円代で購入ができます。
林業の作業用ヘルメットで、バイザーやイヤーマフもしっかり装備されている中で、この値段はお手頃!
妻・セイカも最初はこのハスクバーナのファンクショナルを愛用していましたが、装着時間が長いと、もっと装着性のいいものが欲しくなります(笑)
バイザーをあげると、まあまあ飛び出してしまうので色んな物に当たって変形するのがデメリット。
普段あんまり作業はしないけど、ちゃんとした装備を揃えたい方はこれ一択!
薪ユーザーの方もこれで十分じゃないかと思います。
やっぱり憧れの「ファナー プロトス」
色のバリエーションが幅広いだけでなく、機能性も抜群なのが、このファナーの「プロトス」。
ファナーはオーストリアの世界的にも有名な林業防護道具を出しているメーカーです。
まわりの林業従事者でも使っている人が圧倒的に多い人気ヘルメットでもあります!
カラーバリエーションがとにかくすごい!こんな色まである…!
地味な色も出ていますが、山林内では安全性確保の意味と、万が一ケガをした時に発見してもらいやすくなるので、なるべく派手な色を選ぶことをおすすめします。
このファナーの「プロトス」はバイザーやイヤーマフが一体型なので、おさまりがキレイで邪魔にならず、さらには後頭部のところにダイヤルがついていて、それで調整できるので、自分の頭のサイズに合った装着も楽々。
さらに頭の後ろ部分には通気口もあったりして、そりゃ値段もそこそこするよねという感じです。デメリットが見つからない(笑)
ヘルメットも消耗品であることをお忘れなく!
他にもさまざまなメーカーから林業の作業用のヘルメットが販売されていますが、ファナーの「プロトス」がごり押し過ぎて、これからガッツリ山仕事やりたい人、やっている人はこれ一択だと言っても過言ではありません。
それくらい、本当に林業従事者の「こういうヘルメットがほしかった」が現実化になったヘルメットだと思います!
さらに知っておいてほしいのは、日本の法律では、産業用ヘルメット【ABS(熱可塑性樹脂製保護帽)】は3年で交換と定められていて、期限をすぎると、安全性が担保されなくなります。
安全のためにつけているはずのヘルメットが、いざというときに性能を発揮してくれないのでは意味がありませんよね。
ファナーのプロトスの場合、交換部品もあるので、購入してまもないときに、衝撃を強く与えすぎた部分などがあれば、そういった場所は交換しておくと安心です。
しかし、ファナーのメーカーもヘルメットは3年で買い替えを勧めているようなので、それぞれのメーカーが出す耐用年数をなるべく守って使っていきたいですね。
安全第一で、お互いがんばりましょう!